プラスティック製遊漁船底に付着する貝等の付着防止塗料の開発!
この実験は、18年前頃に行った。
友達は「イイダコ」と「クロダイ」が釣れる時期には、毎年釣りに興じている。
船は4人乗りの小さなプラスティック製で、動力は3馬力の船外機を取り付けている。3馬力でも船が軽いので、凄いスピードが出る。
満潮時は海水が入り込む河川に係留している。
たまにしか使用しないので、船底に貝等が付着して船底は貝の食害で、滑らかであった船底も凹になっている。船は水の抵抗が酷くなってスピードは出ない。
酷い時は、船底に穴が開く事も有ると言っている。
昔は毒性の塗料(凄い刺激臭がある)を船底以外には縦網等にも等使用していた。
今では、使用禁止となっている。販売もしていない。
開発実験が始まった!!
1・鉄板(10×30cm)に市販船底塗料(赤色)を塗って海に浮かべた。
2・プラスティック板に市販船底塗料(赤色)を塗って海に浮かべた。
3・1・に開発塗料(黒色)を塗って海に浮かべた。
4・2・に開発塗料を塗って海に浮かべた。
実験は2か月毎に貝の付着を確認した。
6か月目に、貝は付着していた。アオサも付着していた。
コンパネ板で、1・2・を強く擦った結果、
鉄板は塗料が剥げた。プラスティック板は貝の浅い穴が出来た。食害である。
3・4・は手の平で軽く擦ると、貝は外れて海底に落ちた。塗料は其の儘であった。食害を防いでいると思った。
実際にプラスティック船の底に、開発塗料を塗った。
船底は赤ではなく、黒色であって少し見えが悪いかな??
船を走らすと水の抵抗で貝は船から外れてしまう結果となった。
まあ・・・成功と言えそうだ!!
友達は今も黒色底の船で、釣りを楽しんでいる。